一歩
昔読んだ本より
私(ロビン)の友人のトムの息子に、フィンという少年がいる。
フィンが四歳の時、トムと三人でピクニックに行きました。
途中、小川があり、飛び飛びの石を伝っていかなくては向こう岸に渡れない。
フィンはまだ幼く、一人で渡れる自信がなかったので、父親のトムが抱き上げて渡った。
帰り道もやはりトムがフィンを抱っこして渡った。
わたしは渡らず、対岸から冗談のつもりでフィンに呼びかけた。
「フィン、フィン、迎えにきておくれよ。水がこわいよ」
フィンは助けてあげてくれとばかりに父親の方を振り返った。
しかしトムもわたしの冗談に乗って、いそいで車にもどらなくてはなくてはならないというそぶりをみせ、
「ロビンは置いていこう」
と言って歩き出した。
ひとり残されたフィンがわたしを見たので、
「置いてきぼりにしないで、フィン」
と言ってみた。
すると突然フィンが思いつめた表情になり、
握りこぶしをつくったかと思うと、川を渡ろうとするではないか。
ひとつ目の石に片足を置いた。
その瞬間わたしは大急ぎで川を渡りフィンを止めた。
これには参った。
わずか四歳の子どもが恐怖を克服して誰かを助けようとしている。
それを見習えば、大人であるわれわれは、
どんなことにでも立ち向かっていけるはずではないか!
俺の故郷の鹿児島では「臆病者」のことを「やっせんぼ」という。
幼いながらにも「やっせんぼ」の烙印を押されるのは、プライドが許さない!!
だから遊びといったら「探検ごっこ」「冒険ごっこ」だった・・・
戦時中には、近くに海軍の特攻基地があったので、そこらじゅうに防空壕が残っていて、空き缶にロウソクを立てて探検してたなあ~~
ゲジゲジというムカデに似た気持ち悪い虫が壁中にへばりついている中を歩くのはさすがに怖かった記憶が・・
あなたは悔いのない人生を過ごしてきましたか?!
「旅立つ日」
必ず明日を迎えることを約束された人は、この世に誰一人いません
今、出来ることを大切にしまよう!
あなたが虚しく過ごした今日という日は
昨日亡くなった方が、あれほど生きたいと願った明日
一度きりの人生
何かやり忘れていることはありませんか?
子供の頃に描いていた夢は今はどうなっていますか?
諦めきれない夢はありませんか?
夢に向かって!
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。