嘘
大切なことに気づく24の物語より
中山和義 氏著より
ある大学では成績優秀者を卒業式で表彰することになっていました。
本来ならば成績優秀者に選ばれた学生はとても喜ぶのですが、ある学生は選ばれたことを悩んでいました。
その理由は、彼が風邪のために試験を受けることができなかった科目の成績が、
「優」
だったからです。
彼はすぐに、自分が成績優秀者に選ばれたことが間違いであることに気がつきました。
卒業式には彼の両親が来ます。
彼の家は貧しかったので、両親は苦労して彼を大学に通わせてくれました。
苦労をかけた両親を喜ばせてあげたいと思う彼は、
「この成績は間違っています」
と言えませんでした。
卒業式の当日、彼は表彰されて壇上に上がりました。
しかし、彼は表彰状を受け取らずに、
「私の成績表は間違っていました。
試験を受けていない科目が「優」でした。
だから、この賞は受け取れません。
すぐに知らせなくてすいませんでした。」
とあやまりました。
会場は突然の出来事に一瞬、静まりましたが、
一人の拍手をきっかけに会場全体から彼に対する拍手が起こりました。
彼の両親も、成長した彼の姿に心を打たれて、
涙を流しながら彼に拍手を贈っていました。
あなたは悔いのない人生を過ごしてきましたか?!
「旅立つ日」
必ず明日を迎えることを約束された人は、この世に誰一人いません
今、出来ることを大切にしまよう!
あなたが虚しく過ごした今日という日は
昨日亡くなった方が、あれほど生きたいと願った明日
一度きりの人生
何かやり忘れていることはありませんか?
子供の頃に描いていた夢は今はどうなっていますか?
諦めきれない夢はありませんか?
夢に向かって!
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。