誰のために

授業にふざけたり、宿題をやってこない生徒に対して、ある塾の先生は次のように話すようにしているそうです。
「お前な、今、夜の9時だけど、この時間にお父さんは家に帰っているか?」
「まだ帰っていません。」

「まだか、遅いな・・お父さんはどこにいるんだ?」
「会社」
「会社で何しているんだ?」
「仕事」
「仕事をしているのか~、じゃあ、お父さんは何のために仕事をしているんだ?」
「お金を稼いでいます」
「そうか、そうだな! それで、そのお金はどういうことに使っているんだ?」
「食べ物を買ったり、服をかったりします」
「そうか、この塾にきているのはどうだ?」
「それにもお金をつかっています」
「そうか!では、お父さんは君がこの塾に来るために働いているんだな」
「うん」

「じゃあ、お母さんは何をしているの?」
「たぶん晩ご飯を作っています」
「ご飯を作っているのか・・誰のために?」
「僕のため」
「おお、そうか! じゃあ、家に帰ったら温かいご飯と味噌汁とかあるのか!
いいなあ~~
今、お母さんはどんな気持ちでお前のご飯を作っていると思う?」
「お母さんはたぶんこう思っていると思うぞ!
お前がこんなに遅くまで、塾で勉強をして大変な思いをしている・・
帰ってきたら、ちょっとでも温かくて栄養のあるものを食べさせてあげようって!!
お父さんは、今こんな時間まで働くことが、
お前の勉強を助けることになるのだったら自分は満足だ。

きっとそう思って働いてくれているんだよな?!
そのお父さんやお母さんの願いを、お前は授業や勉強でちゃんと叶えているか、よく考えてみてほしい・・
宿題をしてこない、授業中に騒がしい・・
それは、お父さんやお母さんが、お前に望んでいる姿かな?!」
「違います」
「じゃあ、たとえば、ここにダンプカーが突っ込んできたとしよう。
先生は危ないと叫ぶことはできるけど、
ダンプの前に飛び出して君を助けることはできないと思う。
先生には奥さんも子どももいるし・・
悪いけど君のためには命を張ることはできないんだ。
ところが、ダンプの前に立ちはだかって君を横へ突き飛ばし、
代わりに自分がダンプの下敷きになってでも、
君を助けてやりたいという人がいる。
それは誰だ?」
「お父さんとお母さんです」
「自分の命に代えてでもお前を守ろうとするその人間が、
今の時間、お前に願いを込めて働き、今ご飯をつくっている。
そんな大切な人の期待を裏切る人間にだけは、なって欲しくないんだ」
こう言うと、子どもはボロボロに涙を出して泣き、
授業をまじめに受けるようになるそうです。
あなたは悔いのない人生を過ごしてきましたか?!
「旅立つ日」
必ず明日を迎えることを約束された人は、この世に誰一人いません
今、出来ることを大切にしまよう!
あなたが虚しく過ごした今日という日は
昨日亡くなった方が、あれほど生きたいと願った明日
一度きりの人生
何かやり忘れていることはありませんか?
子供の頃に描いていた夢は今はどうなっていますか?
諦めきれない夢はありませんか?
夢に向かって!
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。