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都会のネズミと田舎のネズミ

イソップ物語に「都会のネズミと田舎のネズミ」というお話

田舎のねずみが、御馳走を振る舞おうと、仲の良い町のねずみを招待した。
二匹は畑へ行き、麦の茎、大根を引っこ抜いて食べたとき、町のねずみがこう言った。

家に着くと、町のねずみは、パンに麦、豆に乾燥イチジク、蜂蜜、レーズン、さらに、カゴから上等のチーズを取り出して、田舎のねずみの前に置いた。

御馳走を前にして、田舎のねずみは、心のこもった言葉でお礼を述べた。
そして、自分の暮らしが如何に惨めであるかを嘆いた。
　　
しかし、彼らが御馳走を食べようとしたその時、何者かが扉を開けたのだ。
ネズミたちは鳴きながら、なんとか二匹が潜りこめる狭い穴をみつけると、一目散に逃げ込んだ。

改めて、彼らが食事を再会しようとすると、また、別な誰かが入って来た。
腹が減ってたまらなくなった田舎のねずみは、町の友達に言った。

「しかし、かわいそうな奴だな。
奴は心の芯まで田舎者だ。
こんなに便利で、こんなに毎日が刺激的な町の生活が理解できないなんて」
と、言うと、ワインを片手に、町のねずみはあわただしくご馳走を食べ始めました。

　　　

田舎に帰ったネズミは、以前と同じように、のんびり、のほほんと暮らしはじめました。
そして、もう一度たりとも、町の生活を思い出すことはありませんでした。

概ね、このお話は「いなかのネズミ」の暮らしの方が良いと解釈される。
人間に例えると「貧しくとも心豊かに生きる方が良い」との解釈だ。

でも、俺は都会のネズミの暮らしも悪くないと思う。
リスクを冒してでも、欲しい物を得ようとする姿勢には同感できる。
エキサイティングでドーパミンが出まくる暮らしも悪くない。

何が言いたいかというと、人によってコンフォートゾーン（快適空間）違うってこと。
人それぞれ、顔や体型が違うように、性格も感情も違う。
自分が、一番楽しい・幸せを感じる場所にいるのが一番だよね・・

人は住む場所にはこだわる。
ところが、仕事にこだわる人は、ごく一部。

能力を最大限発揮するには、自分に合ったことを仕事にすべきだ。
自分に合わない仕事をするのは、拷問に近い。

しかめっ面をして働いていては、上司からの評価も低いだろう。
だから、労働条件も悪いままだ。

何より、こだわらなくてはならないのは、何を仕事にするかだ！
じゃあ、自分には何が向いているんだ？
それを探すことこそ、幸せな人生を手に入れる最初の一歩だと俺は思う。

あなたは悔いのない人生を過ごしてきましたか？！